宇治黄檗病院職員組合(組合員241人、清水久仁子委員長)が、医療法人栄仁会宇治黄檗病院にたいし、賃金不払いの是正を求めていた裁判の和解が14日、京都地裁で成立しました。
 病院側が、組合の請求していた626万円全額を不払い賃金と認め、すべての職員に不払い分を支払ったことで、和解したもの。また、病院側は、「今後、労働条件を変更する場合には、労働組合と誠実に交渉協議する」ことを表明しました。
 同日、同組合と京都医労連は、和解にあたっての「声明」を発表し、「労働組合が求めた不払い賃金の支払いと労使関係を正常化すること、そして、宇治おうばく病院が、患者本位の医療機関としてさらに発展することにむけた大きな一歩」と評価しています。