京都市上下水道局配水事務所職員2人が勤務時間中無断で職場離脱(中抜け)を繰り返していた問題で13日、日本共産党の山中渡議員は「同和に対する事なかれ主義がある」と門川市長を追及しました。
 市民の通報を受けた市の“抜き打ち調査”で「問題なし」とされた後、マスコミ報道で発覚、市長選投票日の翌18日付で免職、停職の懲戒処分とした問題。
 公営企業予算特別委員会で、同議員は、この職場で繰り返し「中抜け」の実態がありながら、07年度の同局の服務監察報告で「問題なし」とされていたことは異常と指摘。問題の職員は同和運動団体の推薦による選考採用であり、「『改革大綱』が不祥事根絶に役立たないことを改めて示した。同和に対する事なかれ主義、自由にものが言えない問題があるのではないか」と追及しました。
 門川市長は、山中議員の指摘を認め、「服務監察が不十分だった。職場に同和タブーがあったのではないか」と答えました。