第27回より豊かな学校給食をめざす京都集会が1日、京都市内で開かれ、市民や教職員ら90人が参加しました。
 白梅学園園長の汐見稔幸・元東京大学教授が「食育で育つこころとからだ―こどものからだから教育を見直す」と題した記念講演を行い、「こどもの教育で一番大事なことは、体を育てること。体は熱、音をはじめとした様々な受信装置であり、全ての認識の出発点。体を通して覚える、体験を繰り返す中で感性はとぎすまされていく」と指摘。「日本の特に、受験教育が知識と、体で覚えて身につくことを切り離してしまった」と批判。「食はあらゆるものの窓口であり、社会、文化、家庭も考え直す事ができる。日本の教育に不足している体の知識を豊富にし、体を育てるだけでなく、コミュニケーションが大好きな体、人間を育てる食育が求められている」とのべました。(詳細は「週刊しんぶん京都民報」3月9日付)