06年度に京都府内で国保の資格証明書を交付された人の受診率が全国ワースト2位であることが、全国保険団体連合会(保団連)がまとめた全国調査で分かりました。
 受診率は、100人当たりの年間受診回数。調査結果によると、京都府は4・03。通常の保険証の場合と比べて病院にかかる回数は194分の1でした。全国平均は14・99。
 資格証明書で受診した場合、医療費の10割負担となります。京都市では、ぎりぎりまで受診を控えて死亡した事例も起こっています。
 保団連では、調査結果を受けて、舛添要一厚労相に要望書を提出。保険料滞納の基本的要因について、保険料が高すぎるために払いたても払えないことにあるとして、▽資格証交付者の受診率、健康状態の調査▽国保保険料を政府管掌健保や健保組合なみに引き下げる▽資格証交付をただちに廃止する―などを求めています。
 同調査には、全国39道府県の国保連が回答しました。