いま正義を・京都市政を刷新する会は18日、「京都市長選挙結果について」の声明を発表しました。声明の全文は次の通り。
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(1)「雪に明け、雪に暮れたる冬の陣。きょう爛漫の花を咲かせむ」。
 市政刷新の会に参加した私たちは、中村和雄候補の勝利へ「何が何でも勝つ」の気概に燃えて全力をあげてがんばりました。
 中村和雄候補は、157521票を獲得、門川候補にあと951票差、得票率で0・2ポイント差まで肉薄しましたが、勝利することはできませんでした。ほんとうに残念の極みです。
 同時に、中村候補を大きくおしあげていただいた京都市民のみなさん、全国のみなさんの大きなご支持、ご支援に心から感謝するものです。
(2)こんどの市長選挙は、現市政の継続か、市政刷新・改革かが鋭く問われました。門川候補は当選したものの、その得票は得票率37・2%にすぎず、今回の選挙結果は、京都市民の圧倒的多数が市政刷新を願っていることをはっきりと示しました。また、「相乗り」「庁内候補」への大きな批判がだされたのも重要な特徴でした。
(3)中村和雄候補は、中村マニフェスト─京都市政の「刷新・改革の具体的プログラム」を提案し、訴えぬきました。
 各紙の出口調査で無党派層のなかで、中村候補の支持が群をぬいて高かったことにもしめされるように、中村候補の訴えは市民のみなさんの大きな共感を広げました。中村候補の主張と政策は市民の願いと合致し、政策論戦で他候補を圧倒しました。
 中村候補の訴えと政策、市民のたたかいは、相手陣営を大きくおいつめました。このたたかいは、今後の市民の暮らしを守り、市政をただすたたかいに大きく生きるものです。
(4)中村和雄候補は昨年5月に出馬表明し、私たちは10月、中村和雄候補の勇気ある決断と市政刷新への熱い思いをうけとめ、幅広い市民の参加による「いま正義を・京都市政を刷新する会」を結成し、市政刷新へ心一つに奮闘してきました。
 幅広い市民のみなさんによる共同は、京都の良識を示したものであり、選挙戦を通じて、「いまの市政にはこれ以上ガマンできない」「中村さんで市政を刷新してほしい」との痛切な叫びや勇気ある発言があいつぎ、さまざまなドラマが展開され、草の根からの大きなうねりがおこりました。
 私たちは、これらの市民のみなさんのお気持ちの一つひとつを大切に、中村候補の掲げたマニフェストの実現と市政の監視、刷新への決意をあらたにするものです。