年金者組合伏見支部は18日、京エコロジーセンターで「中村和雄さんといっしょに市政刷新…高齢者のいのちとくらしを語るつどい」を開催しました。事務局長の渡辺和弥さんはあいさつで、「命と暮らしがかかった2月の京都市長選挙は、今の冷たい市政の刷新・改革か、乾いたタオルをちぎれるまで絞るような市政の継続かが問われている」と訴えました。
 つどいでは国保や医療保障運動に携わってきた田阪啓さんから、中村和雄さんが発表した「刷新・改革の具体的プログラム…私の京都マニュフェスト」の「13.障害者、高齢者の不安を解消します」をテキストに市政の現状・矛盾・課題や中村さんの具体的な展望ある解決策などの説明がありました。
 討論では、介護保険制度の諸矛盾や差別的な後期高齢者医療制度、きわめて不十分な「地域包括支援センター」などの発言が相次ぎました。グチばかりでなく、仲間づくりと運動化、そして中村市長実現をさせようという高齢者の気迫がこもったつどいでした。
 つどいには中村和雄さんから「社会保障構造改革などの名で、私たちに貧困と格差を広げ、生存権すら奪いかねない深刻な事態を次々ともたらされています」、「京都市政が、防波堤の役割をまったく果たさず福祉や医療、市民サービスを切り捨ててきたこと…何としても市政刷新を実現しなければ」との連帯のメッセージも寄せられました。また日本共産党市会議員の赤阪仁さんから市政や情勢などが報告されました。(仲野良典)