日本共産党京都市議団(山中渡団長、19人)は18日、桝本市長に対し、京都市長選(2月3日告示、同17日投票)を前に、いわゆる「ぐるみ」選挙活動を行わないよう、申し入れました。申し入れ全文は次の通りです。
 2月の京都市長選挙を前にして、現市長の政治団体を名称変更および規約改正した「未来の京都をつくる会」の幹事団体に、京都市の補助金を受けている団体が名前を連ね、また、区役所行事のなかで、特定人物を特別に紹介するなどの行為も見受けられます。今後、行政組織や各種団体を使って支援団体への入会や集会への動員が懸念されます。
 行政組織や各種団体を使って、特定の候補の当選のための選挙活動を行うことは、それぞれの団体の本来の目的、性格を逸脱し、構成員の思想・信条の自由、政治活動の自由を損ないます。さらに、利益誘導の温床ともなり、いわゆる「ぐるみ」選挙活動の疑いを生じます。
 特定候補を支持する選挙活動・政治活動が行政組織を通じて行われる場合、その事務にあたらされた市職員の業務は「公務員の地位を利用した選挙活動」を禁止している公職選挙法や地方公務員法に違反することは明白です。
 したがって京都市は、「ぐるみ」選挙の疑いをもたれることのないよう、公正・中立な姿勢を堅持することを強く求めます。