京丹後市の住民や労働組合、医療関係者などの有志が15日、「丹後の医療を考えるシンポジウム」(同実行委員会主催)を、峰山町コミュニティホールで行い、70人が参加しました。医療過疎が問題となっている同市で、地域医療の現状と課題について考えようと取り組まれたもの。丹後ふるさと病院の瀬古敬名誉院長、たんご共立診療所の寺本敬一所長などがパネリストを務めました。
 瀬古院長は、診療報酬の改悪など医療費の削減を進める一方、アメリカの保険業界の圧力に屈服し、医療特区、混合診療の導入など皆保険制度を崩す政策を進めようとしていることを批判し、「地域で安心して医療が受けられるように、声をあげていくことが大事」と呼びかけました。(詳細は、週刊しんぶん京都民報12月23日付け)。