「九条を守る宇治連絡会」は11月23日、「中国琵琶と講演のつどい」を宇治市民会館で開催し、150人が参加しました。中国琵琶の演奏家葉衛陽さんが公演し、岩佐英夫弁護士が「報復戦争参加・新法を廃案に」と題して講演しました。参加者は、世論の力で自衛隊を撤退させた歴史的な成果に確信を持つとともに、新法を廃案にし、憲法九条の改悪をゆるさない運動を広げていくことを誓い合いました。
 葉衛陽さんは、「イ族舞曲」「天山の春」などの中国の曲をはじめ、「涙そうそう」「川の流れのように」などの日本の曲を披露。参加者は、ときに激しく、ときに優雅に演奏される中国琵琶の妙技に聞き入っていました。
 岩佐弁護士は、泥沼の戦闘状態に陥っているアフガニスタンの状況や政治的・外交的な解決を求めているアフガニスタンと国際世論、「給油活動」の危険な実態などについて、国連決議の内容など豊富な資料をもとに説明しました。民主党の小沢代表が自衛隊の参加を主張する国連治安支援部隊(ISAF)が、米軍主導の「不朽の自由作戦」と一体になってアフガン市民を殺害したりもしていることなども紹介し、「九条を持つ日本ができるほんとうの『国際貢献』を」と訴えました。(山崎恭一)