日本共産党東地区委員会は2日、京都市長選勝利と国保署名成功をめざして、「日本共産党と明日の日本を語る」を山科アスニーで行い、60人が参加しました。二宮厚美・神戸大学教授が「格差社会は許せない!これでいいのか国保」と題して講演。日本共産党の原としふみ衆院京都2区代表が、日本共産党が目指す自民党に代わる新しい政治について訴えました。
 二宮氏は、日本の格差社会の進行について告発。格差・貧困の典型として、生活保護以下の暮らししかできないワーキングプアーの増大などについて触れ、小泉政権から安倍・福田にいたる「企業の国際競争力強化」を第一にし、国民生活を軽視する「構造改革政治」の結果、餓死を生み出すような貧困が生み出されていると指摘しました。その一方で、自公の悪政への国民の反撃が、参院選での与野党逆転につながったと強調し、「日本社会は革新勢力と国民の要求・運動が政治を左右する波乱の時代に入った。衆議院選挙では、日本共産党への支持が集まる可能性がある」と強調しました。
 原氏は、無駄な大型開発や軍事費の無駄使いにメスを入れれば、日本の社会保障を立て直すことはできると強調し、「政官財の癒着にメスをいれ、新しい政治を起こすために企業団体献金を受け取らない日本共産党の力を大きくしてほしい」と呼びかけました。北山忠生市議があいさつし、国保署名実行委員会の鈴木豊子さんが国保署名成功に残る1ヶ月全力を挙げようと呼びかけました。