日本の平和と民主主義・革新統一をめざす京都の会(京都革新懇)は20日、京都市下京区のシルクホールで、「九条の会」呼びかけ人で作家の澤地久枝さんを招いた講演会「いま新しいあけぼのに向かって」を開き、500人が参加しました。
 澤地さんは、満州で終戦をむかえ、国や軍隊に置き去りにされた経験が憲法9条を守る原点だと話し、憲法9条の改悪を狙い、社会保障や生存権をないがしろにした国民切り捨ての今日の政治を批判。暮らしを破壊する危機的な状態は、政治を変えるチャンスでもあると指摘し、「こんな政治は許しておけないと国民が示したのが参院選結果。希望を持ち、小さな力の私たちが、一歩でも半歩でも行動を起こすことが市民社会のあけぼになると思う」と語りました。