京都市西京区の桂坂地域にマンション建設が計画されている問題で11日、地元自治連による建設中止の指導を求める請願が市議会建設消防委員会で審議されました。市側は「マンションはふさわしくない。指導していく」と明言しました。採択は留保されましたが、同委員会として現地視察することが提案されました。
 請願は、桂坂学区自治連合会会長らによるもので、マンション計画について、住民の9割以上が反対し、景観破壊や交通渋滞を起こすなどとして建設中止の指導を求めるもの。
 この日の審査では、冒頭市側がマンション計画について、同地域の地区計画上からも「建設できないわけではないが、(同地域に)ふさわしくないと認識している」とのべ、指導を約束しました。
 日本共産党からは玉本なるみ議員が、「住民からは景観への影響とともに交通量が増えて事故の危険性を懸念する声も強い。6000人の署名を受け止めるべき」と強く求めました。また、同議員が委員会としての現地視察を提案。視察方法について、正副委員長で検討されることになりました。