不登校やひきこもりの子どもたちが通う木津川市加茂町のフリースクールを運営するNPO法人「夢街道・国際交流子ども館」(比嘉昇理事長)が、子どもたちの成長を描がいた『夢を紡ぐ あるフリースクールの物語』をこのほど、出版しました。
 周囲から否定、疎外され、苦しみ悩む子どもたちが、運動会、キャンプや合宿、北海道への旅行など様々な学校行事を通じて、こども同士が助け合い、自信を取り戻していく姿や、わが子が学校に行けないという苦しみを抱えた親たちも協力し合い、子どもとのきずなを深めていく様子がつづられています。そこからは、この「こども館」の教育理念が伝わってきます。
 開校直後から2年半にわたった新聞連載をまとめ加筆し、単行本化したものです。(STUDIO CELLO、223ページ、1500円+税)