「国保料をだれもが納められる額に引き下げください」を求める署名運動成功へ、「『京都市25万国保署名』をすすめる伏見実行員会」が25日、10団体36名の参加で発足しました。
 発足に先立ち、国保を取り巻く状況や国保の基本的な考え方、とらえ方について「国保料引き下げ署名実行委員会」の高橋瞬作さんの講演がありました。高橋さんは『今年6月、高すぎる住民税と国保料請求に「納得できない」「とても納めきれない」「何とかならないのか」という苦情や抗議で市役所や区役所に4万人もの人が殺到したけれど、ほとんどの人は何ら改善されることなく肩を落としていた。このまま放っといたらあかん、何とかしなければという思いから20団体の賛同のもと「国保料引き下げ署名実行委員会」が結成された』と報告。そして、「高すぎる国保の原因は国の責任放棄であり生存権の放棄である」と指摘。また国民健康保険の歴史や、憲法原則から見た国保料などの基本的な見方、考え方についてもわかりやすく説明されました。
 伏見実行委員会の代表に京都城南診療所所長の三宅成恒医師を選び、「学習しつつ伏見4万署名を集めきる」こと、「運動の輪を大きくするため各団体や個人への働きかけを強めよう」と参加者全員気迫がこもった大きな拍手で意思統一されました。(仲野良典)