日本共産党の渡辺和俊京都府委員長は12日、安倍首相辞意表明にあたって次の談話を発表しました。
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 安倍首相の突然の辞意表明は、自民党政治のゆきづまりの深刻さをあらためて示すものである。そもそも、弱肉強食の「構造改革」路線、日本を戦争する国に導きかねない「戦後レジームからの脱却」路線が国民の厳しい審判を受けたのに、そのことへの反省のないまま居座って「改革継続」「新しい国づくり」を標榜し、民意に真っ向から逆らったところに、つまずきの最大の要因があった。
 この期に及んで、なお民意を理解できず、辞任の理由としてアメリカとの約束を優先する態度は、安倍首相の国民不在ぶりをあらためて示すものである。
 もはや、自民党政治にはまったく未来がないと痛感した。一刻も早い解散・総選挙を実現し、ゆきづまった自民党政治に代わる新しい政治を実現するために全力をあげたい。