約100年前の1903(明治36)年に日本で2番目に開園した京都市動物園(左京区岡崎)で誕生したアミメキリン(サハラ砂漠以南のサバンナ地帯で生活)の赤ちゃんの命名式が行われました。お父さんキヨミズ(清水)、お母さんミライ(未来)で7月8日午後6時過ぎに妊娠15ヶ月目で出産の兆し、8時50分に男の子を無事誕生しました。「生まれて40分後にはもう立ち上がろうと何回も挑戦し1時間ぐらいで立あがりました」と上田典男園長が式で披露。飼育係の高木直子さんは「お母さんが少し弱ってたけれど今はスッカリ元気。赤ちゃんは生まれたときから元気。元気すぎるぐらいです。葉っぱなどの餌も少しは食べますけどまだお母さんの母乳がほとんどです」と。
 動物園では、子どもの名前に「山のように高く大きく育ってほしい」との願いから京都の山名より、稲荷、瓜生、天童、城山、竜王の5つを選び、市民2280人が投票しました。得票が多かった名前が鞍馬山・貴船山に連なっている竜王。命名式には近くの、くろたに幼稚園児たちが招かれて「お名前がついてよかったね。これからもお友達になってね」とごあいさつ。写真はお母さんのミライに甘える180cmの高さに成長した竜王です。(仲野良典)