独立行政法人年金・健康保険福祉整理機構RFO)が、健康施設「社会保険きょうと健康管理センタ」(伏見区下鳥羽・職員18名、非常勤6名)を売却処分する段取りを進め、緊迫した状況を迎えている中、9月1日の「きょうと健管センター激励ビア」と銘打って、地元大手筋のホールで激励会が催され、地域の民医連、医労連や府・市職労、教組(市教組、高教組、私学教組)、ふしみふれあいユニオン、京都総評副議長などが参加しました。
 同センター労組(香川裕一委員長)は5年前に結成され、伏見地区労や医労連に加盟し全面的な支援を受けながら、地域医療と職員の雇用を守る署名に取り組み、86団体の賛同、個人署名2264筆が寄せられ、数回に及ぶ厚労省やRFOとの交渉、国会議員への要請行動などに取り組んできました。しかし、RFO側は施設売却入札を行使し8月1日には入札希望団体による内覧会が行われるに至り、9月10月から年内には強行する構えです。地区労やふしみふれあいユニオンなどは「健管センターを守る会」を結成して申し入れや署名に取り組む一方でセンター職員の仲間を励ます会も開催するなど団結を強めてきました。京都医労連の森田しのぶ委員長は激励で「元をただせば厚労省の不祥事のために国民の医療や一生懸命働いてきた職員を犠牲にした施策であること。この闘いは職員の雇用を守るというだけでなく国民や地域住民の医療を守る闘いそのものです」と訴えました。
 各単産の参加者一人一人から職場の状況や健管センターの仲間への暖かい激励の言葉が相次ぎました。同労組の香川さんは、「最近はいろんな思いが交差してます。いろいろ苦労を重ねてきました。でも今までの闘いやこれからいよいよ本番を迎える闘いもみなさん方の暑い激励があってこそ闘い抜く事ができると思います!」と述べ参加者から熱い大きな拍手が起こりました。(仲野良典)