第27回平和のための京都の戦争展(同実行委員会主催)が31日、京都市北区の立命館大学国際平和ミュージアムでスタートし、8月6日まで開かれます。
 今年は、「平和憲法の重みを確かめあおう」をテーマにしたパネル、写真など約300点が展示。開催に当たって、戦争展の呼びかけ人の1人、同館長の安斎育郎氏が「憲法9条を守り発展させる意義や必要性を、『戦争展』は正面から訴えている。多くの人に見てほしい」と挨拶しました。
 参加者は、米軍が日本に初めて投下した「長崎型原爆ファットマン」、「広島型リトルボーイ」やクラスター爆弾の実物大模型、原爆で被災した人々の写真、現地に放置されたままのシベリア抑留者の遺骨収集写真などを実行委員会のメンバーから説明を聞き、見入っていました。
  「夏休みの宿題のテーマにしたい」とメモを取っている親子連れや高校生らの姿も見られました。
 展示時間は、午前9時半から午後4時半。入場は無料。問い合わせ先は同実行委員会TEL075・231・3149。