1日、乙訓郡大山崎町の5月臨時議会本会議が開かれ、真鍋宗平町長が修正提案していた2007年度の一般会計と水道事業会計の両予算案が、野党の反対で3月議会に続き再び否決されました。
 一般会計は、人権費や町政施行40周年事業などを見直し、総額1400万円を削減して再編したもの。水道事業会計は、基本水量の削減を前提に受水費で前年比年間1億3000万円減額する方針は変えずに、委託料の見直しなどで新たに40万円を削減していました。
 一般会計には、大山崎クラブ、懇話会、公明党、さわやか未来の4会派が反対し、「(財政再建にたいして)町長の姿勢が見えてこない」(さわやか未来・山本芳弘議員)などとのべましたが、具体的な修正要求は示しませんでした。日本共産党と住民の会は賛成し、同党の堀内康吉議員は、「福祉を後退させることなく、財政再建に取り組む予算」と賛成を呼びかけました。
 水道事業会計は日本共産党を除く5会派が、「(水問題は)府との対決では良い結果にならない」(大山崎クラブ・北村吉史議員)などと反対。同党の神原郁己議員は、「過剰な基本水量を引き下げてこそ、水道事業会計の赤字解決に踏み出すことが出来る」と賛成しました。