京都民報読者サークル「四季の会」の例会が晴天に恵まれた12日、清水寺界隈で行われました。清水寺では一般には非公開の成就院で清水寺前学芸員の横山正幸さんから説明をうけました。成就院の庭園は国の名勝にも指定されている屈指の庭園では、ここに住まれて反戦と平和を説き民衆を励まし続けた大西良慶元貫主についての説明を聞き、横山さんは「平和運動で平和を支えなければならないし、その運動はより多くの仲間づくりが必要ではないでしょうか」と訴えられました。
 清水寺境内の「憲法を暮らしに生かそう」と呼びかけた蜷川虎三元府知事の「道はただ一つ その道をゆく 春 虎三」の句碑前では平和憲法を守ることの大切さを参加者一同改めて学びました。
 午後は四季の会幹事で、シルバー観光ガイドの高石清文さんの案内で高台寺を拝観しました。伏見城から移築した方丈、北政所(ねね)が亡き秀吉を偲んで月を眺めたといわれる観月台や秀吉と北政所が祀られている霊屋など丁寧な説明を聞きながら鑑賞しました。
 最後に四季の会会長の蓮佛亨さんから「ほんとにたくさんの参加者のみなさんに堪能していただけて嬉しいです。同時に夏の参議院選で成宮まり子さん井上さとしさんをぜひとも国会に送りましょう」と述べ参加者一同から賛同の大きな拍手がありました。(仲野良典)