西陣が生んだ戦前の日本共産党の幹部で、治安維持法による弾圧で獄死した国領五一郎の命日あたる19日、京都市左京区の黒谷で「没後64年・国領墓前祭」(国領五一郎を顕彰する会主催)が行われ、ゆかりの人や団体代表らが参列しました。
 墓前祭では、渡辺和俊・日本共産党府委員長、穀田全・民青同盟府委員長、河合秀明・京都総評事務局長、高橋進・国民救援会府本部副委員長、宮城日出年・治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟京都府本部事務局長が追悼の言葉を述べました。 渡辺氏は、国領らの戦前のたたかいが今、憲法9条守り、格差と貧困をなくすたたかいへと引き継がれ前進しつつあると述べ、「目前に迫ったいっせい地方選挙と参院選挙での前進で戦前の苦闘に応えたい」と決意を述べました。
 墓前祭には、日本共産党の新井進府議、井坂博文、山本正志、玉本なるみ各京都市議、とがし豊同候補(左京区)が参列しました。