「きょうと景観ネット」は15日、2月京都市議会で成立した新景観条例をめぐり、9月1日の施行日までの駆け込み建設に対する規制措置などを求めて、桝本市長に申し入れました。
 申し入れ内容は、▽高さ規制強化は都市計画審議会議決後、すみやかに告示を行う▽高層マンションの駆け込み建設に必要な規制措置を講ずる―の2点。同ネットでは、新景観政策について、「市街地のほぼ全域で高さ規制強化するなど、積極的に評価すべきもの。全国的にも先進的意義を有する」と評価した上で、「田の字」地区の幹線道路沿いに条例の高さ規制を上回るマンション建設計画が相次いでいることについて、「地元住民とのトラブルを増やし、歴史都市京都の景観保全・再生を困難にする」と対策を求めています。
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 新景観政策の高さ規制などの都市計画変更を審議する第29回京都市都市計画審議会が、19日午後1時半より、京都市上京区の京都ガーデンパレス(烏丸通下長者町上ル)で行われます。30人まで傍聴可能です。