「京都登山者9条の会」は9日、京都市左京区の京都教育文化センターで、「9条改悪阻止」の集会を開きました。参加者は30人を超えました。
 集会では大学時代に体育会系山岳部に所属していた岡根竜介弁護士(京都法律事務所所属)が「憲法9条改悪のねらいと現在の状況、活動の展望」と題して講演しました。
 岡根弁護士は、与党と民主党の改憲案について、ともにアメリカの押し付け・財界の要求にもとづくものであり、狙いは9条改悪であると指摘。改憲手続き法案について、96条で改憲には過半数の賛成が必要とされているものを、「有効投票数の過半数」とハードルを低くしているなどの問題点を解説し、「成立を絶対に阻止しなければならない」と強調しました。
 参加者は、憲法を守る決意をそれぞれ語り、▽「改憲のための『国民投票法案』廃案を求める請願書」の署名運動▽改憲手続き法案廃案に向け、首相、政党、京都選出国会議員への要請(ファックスやメール)─などに取り組むことを確認しました。(花折敬司)