「改憲手続き法案を廃案に」。自民・公明両党が改憲手続き法案の月内衆院通過を狙う中、「戦争のない世界へ!平和憲法を生かし、憲法九条改悪に反対する署名運動京都実行委員会」は9日夕、京都市中京区の河原町三条で街頭宣伝と署名行動を取り組みました。
 小笠原伸児弁護士、田中三郎安保破棄・諸要求貫徹京都実行委員会事務局長、へいわ屋の河村さやかさんが次々にマイクを握り、改憲手続き法案について、▽最低投票率の規定がなく少数の賛成で改憲が成立する▽テレビ・新聞などの有料広告を自由にするとしており資金を持つ側が有利▽公務員・教育者の運動を規制する項目を盛り込んでおり、意見表明の自由を奪う、などの問題点を指摘。「みなさんの意見を聞かせてください」「国民が要望しているのは『格差』貧困の打開。今必要なのは憲法を変えることではなく、憲法の原則を生かし発展させること」と訴えました。
 署名に応じた大学生(21)=京都市伏見区=は「憲法を変えるかどうかという大切な議論なのに、なぜ政府は改憲に向けて急ぐのか。急げば急ぐほど、『何かあやしい』と疑う気持ちが出てくる」と話していました。