日本共産党の赤阪仁議員は2月27日、市議会公営企業等特別委員会(保健福祉局質疑)で、医師・看護師不足が問題となっている京都市立京北病院について、「国、府への働きかけとともに、市として京北地域の命と健康を守る姿勢を」と医師、看護師の確保を求めました。
 京北病院は、05年4月の編入合併以降、6人の常勤医師が半減。整形外科の常勤医がゼロとなっています。
 赤阪議員の医師・看護師の当直体制についての質問に、市側は「当直は月平均1人5回程度。いつまでも続くと医師が疲弊し、医療過誤にもつながりかねない。立地条件が厳しいが、全力あげて医師確保に取り組みたい」と答弁。看護師の勤務については、園部労働基準監督署から是正勧告を受けていることを明らかにした上で、「あらゆる手立てを通じて募集につとめたい」とのべました。
 赤阪議員は、医師派遣システムの活用など国、府への働きかけを強めることとともに、「住む地域によって命の格差があってはならない。担当者まかせでなく、市あげて京北地域の市民の命と健康を守る姿勢で取り組んでほしい」と求めました。