医療・介護・障害者福祉懇談会(日本共産党西地区委員会主催)が18日、京都市西京区の洛西福西会館で行われました。パネリストや参加者からは、介護ベッド取り上げや障害者自立支援法の影響など深刻な実態が出されました。
 各パネリストからは、介護保険改悪で98歳の女性の家事介護を打ち切らざるをえなくなったことや高齢者の医療負担増で診療離れが進行する医療現場、自立支援法の影響で「子どもと自殺することを考えている」というショッキングなアンケート回答なども出され、「オール与党」政治による社会保障連続改悪の実態が告発されました。
 参加者からも積極的な発言が相次ぎました。難病の女性は、「治療効果が上がるかもしれないが薬剤があるのに生活保護受給中で利用できない」と涙ながらに訴え、精神障害の家族を持つ女性は、「やっと人前で子どものことが話せるようになりました。自立支援医療の名の下で負担増が苦痛で子どもの精神状態が悪化しました。何とか制度を変えたい」と声を震わせて訴える場面もありました。
 加味根史朗府議が介護ベッド取り上げ問題やリハビリ医療制限などについて、妹尾直樹京都市議が自立支援法の見直しをめぐる障害者団体関係者の運動や国保証取り上げについて、それぞれ報告しました。(S)