17、18日、京都教育文化センターで、第40回近畿ブロック母親運動学習会が開かれ、300人をこえる女性たちが参加、資料が足りなくなる盛況でした。
 1日目の全体会では、坂本修弁護士が「いかそう憲法――いのち輝くあしたを私たちの手に」と題して講演。憲法の値打ち、“壊”憲の正体、国民投票法、たたかいの展望を語りました。とくに5月3日までにと自民・公明党が必死になり、民主党も一致している国民投票法=改憲手続法が、国会を発火点に、CM攻勢と公務員・教員の運動禁止で世論を誘導し、とんでもない低い「過半数」(最悪18%余)でごまかすなどの、カラクリ立法であることを厳しく解明。しかし、世論調査を見ても「人間の力は大きい。話すこと、メールすることができるのだから。私たち一人ひとりの力を、今こそ」と呼びかけました。戦争で2人の兄を失ったことや、悲しみのなか失明したお母さんとの会話にも触れ、「今日は講師としてでなく、1人の人間として話したい」と熱をこめたお話に、参加者は大きな拍手でこたえました。
 40回ということで、この近畿ブロック学習会の歴史が紹介され、また6府県それぞれから、柳沢発言抗議パレード、教育基本法改悪反対闘争、医師不足や妊婦死亡問題など、現在の重点とりくみが交流されました。どれも生き生きとまた思い入れタップリに発表されて、会場は爆笑と感動の渦につつまれました。
 「はじめて参加しました。普通の主婦ですが、みなさんのがんばりに元気づけられました。となりの人に憲法の話をしようと思いました」など感想文がいっぱい寄せられました。
 18日は憲法9条、24条、25条、26条、母親運動などの分科会がもたれました。(粟倉恵子)