18日は旧暦1月1日で正月。翌19日は二十四節気の一つ雨水(うすい)。この日から3月6日の啓蟄までの期間でもあります。天からの雪が雨に変わり、雪や氷が解けて水になって流れます。春の気が動き出し、昔は農耕の準備を始める目安でもあったと言われます。雨水とは「雪散じて水と為る也」(群書類従「暦林問答集」)
 写真は伏見の町屋の裏庭に頭出すフキノトウ。例年この頃には積もった雪の間からちょっこっと顔を出しているのですが、今年は地球温暖化到来かと不安がらせるような暖冬。17日から一晩中雨が降った18日早朝、雨露に濡れて雑草の中に頭もたげました。(仲野良典)