「みんなで学ぶ、みんなで語る、がっこへ行こう!」のキャッチフレーズで全日本教職員組合(全教)が主催する『センセのがっこ。・・・全国版』(おいでやす京都)が3、4日の二日間、京都市の左京区のホテル平安の森で開催され、1日目の全体会には全国各地から若い教職員ら約650人が参加しました。
 京教組青年部25人が黒半被姿で「ロックソーラン」を軽快なリズムで披露(写真)し、開会。全教の石元巌委員長が「若いみなんさんが今このつどいで、思いっきり学びあい、語りあいそして遊ぶことが大事。」と激励のあいさつをしました。
 京教組の三木隆史青年部長が「精一杯いっぱい学び、交流を深め全国の仲間とつながりをもとう。そして一本でも二本でもつながりをこのつどいでつくって持ってかえってください」と元気に呼びかけました。
 映画「パッチギ!」の井筒和幸監督が「ザ・憲法」の講演をし、高校時代や憲法の話を朴訥と話され爆笑の連続で好評でした。また、課題別の講座は「学校へのイチャモン(無理難題要求)を読み解く」や「悪い子なんて、おれへん! 荒れる心に向き合う」から「だからあなたはだまされる・・・科学的思考のススメ」など青年教職員の「学び、成長したい!」という願いに正面から応える従来にないユニークな講座が準備されました。講師陣も安斎育郎さん(立命大)はじめ、今谷賢二さん(全教広島書記長)、小野田正利さん(大阪大)、小森陽一さん(東大)、弁護士、ジャーナリストなどの魅力ある講師が編成されていました。
 参加した小学校の女性教員は「学校ではすごくストレスの中にあり、内にこもらず全国の仲間とお互い励ましあうこと。そして組合にものすごく圧力がかけられても(これを跳ね返して)仲間をつくることが、子どもたちの未来をつくることにも直結してるのでは」と熱っぽく話していました。(仲野良典)