京都医療労働組合連合会(京都医労連)などは30日午後6時半から、「国立病院の独立行政法人化による職員の不利益・雇い止め是正裁判」の報告決起集会を中京区のハートピア京都で開きます。
 04年4月に全国154の国立病院が独立行政法人に移行した際、職員に準ずる「賃金職員」が解雇され、大半が再雇用されましたが、労働条件の変更に伴う損害賠償などを求めて28人が東京地裁に提訴。昨年12月の判決で棄却され、9日に東京高裁に控訴しています。
 府内の原告は2人で、南京都病院調理師西川英治さん(31)は、「非常勤になり年収が半分に減った」と言います。集会では西川さんらが報告を行い、弁護士が裁判の経緯を説明する予定。集会への参加と支援を呼びかけています。
 問い合わせは京都医労連(TEL075-801-8002)へ。