昨年に譲ってもらった神矢、神札や奉納した絵馬やお守りなどが返納されますが、一年間守られたことに感謝して焼納する神事が19日、八幡市の石清水八満宮で行われました。本殿の神前で宮司が火打ち石から忌火(いみび)をとって青竹松明(たいまつ)に移して焼納場にうずたかく詰まれた神矢などに点火します。
宮司・神官や巫女(みこ)など40人ほどが祝詞(のりと)を唱えて家内安全や無病息災を祈念します。
 たくさんの参拝者がこれを取り囲んで祈ります。この浄火で1500本用意された串にさした餅をあぶって焼き参拝者に無料で振舞われます。これを食べれば厄除け開運のご利益と言われ授与の長い列ができます。長岡京市からきた中年女性は「こどもが小さい時は家族みんなで大晦日に除夜の鐘を聞きながら参拝してました」と話しました。(仲野良典)