「学びあおう、全国の豊かな実践を!考えあおう、障害児教育の未来を!」と全教障害児教育部と教組共闘の主催で京都産業会館シルクホールと池坊短大を会場に6、7、8日の3日間「全国障害児学級&学校 学習交流集会」が開催され、初日の全体会には最多の約1200人が参加しました。
  実行委員長の杉浦洋一(全教障害児教育部部長)氏が「教育基本法は改悪されたけれど、多くの父母、国民や教職員が教基法を読み・考え・とらえ直して、教育を国民の手に取り戻さなければと大きな運動を呼び起こした」とあいさつ。開催地の京都を代表して藤本雅英京教組委員長があいさつし、土方功全教障教部事務局長が基調報告をしました。この中で「障害者自立支援法は、福祉サービスや医療の利用者に応益負担を導入し、施設からの退所や利用日数の抑制など深刻な事態がひろがっており、障害を持つ子供たちにも重大な影響が生まれている」と報告されました。
 記念講演は愛知県立千種ろう学校教員で全教障教部副部長の竹沢清氏が「子どもの真実に出会うとき・・・教師としての私の卒業論文」と題して、障害児教育との出会いから自らの苦労の連続と子どもたちから学んだ実践的な教訓など貴重な講演でした。障害をもつ子どもとの悪戦苦闘の実践を身振り手振りで生き生きとユーモアあふれる講演で会場はしばしば爆笑につつまれながら、宝珠のようにかがやく真実と教訓の連発に多くの参加者が感動しました。(仲野良典)