開発地域だけ10年で6000人増!?―日本共産党の松尾孝議員は7日の府議会一般質問で、船井郡京丹波町の畑川ダム建設計画について、過大な人口予測の上に成り立っているとして、建設の中止を求めました。
 松尾議員は、1日5000トンの水道用水が必要とされる根拠となっている開発地域の人口増ついて、既存集落が人口減少の見込みにたいして、「少子化が進む中で、10年間で6000人もの人口増が起こりうるのか」と追及。企業の水需要についても、党議員団の調査で、当初増量要望していた工業団地の企業に現在は需要がなくなっていることを示し、ダム計画の根拠が崩れているとして、知事の見解を求めました。
 これに対して山田知事は、答弁に立たず、代わりに答弁した和田健保健福祉部長も「(人口は)総合的に判断し、予測されたもの」とのべるだけで、根拠を示しませんでした。松尾議員は、「必要性がないことは明らか。今後さらに50億円を投入する計画であり、中止すべき」と求めました。