京都民報読者サークル「四季の会」は19日、第25回例会として加茂町の浄瑠璃寺や奈良北部の柳生の里を探訪、44名が参加しました。
 浄瑠璃寺は、国宝三重塔や九体阿弥陀佛や吉祥天女がおさめられている本堂前の庭園の池に小雨のけむる紅葉を写し、一段と清楚な美しさをかもしていました。本坊の灌頂堂で住職の佐伯快勝師から浄瑠璃寺と憲法の講話を聞きました。「宗教者九条の和」よびかけ人でもある師は、「戦時中この寺を訪れていた学生さんの多くが戦死した。戦争や武器を捨てた新しい憲法ができた時、これを世界に広げなければいかんと思った。最近では非核三原則の議論をしようとかいう連中がでてきて、ますます闘志がわく」と語られ参加者を魅了しました。
 午後には「四季の会」幹事さんの丁寧なガイドつきで剣豪の里・柳生を探訪し、帰路のバスでは会の幹事さんが賞品つきのオリジナルなクイズを行い、明るく楽しいひと時を過ごしました。(仲野良典)