17日、大山崎町大山崎上ノ田において、石碑「山崎院跡」の除幕式が、大山崎町教育委員会主催で行われました。
 これは、全京都建設協同組合(右京区西院)の50周年事業の一環として、京都府下の埋蔵文化財に記念石柱を建立しているもので、今回で第四本目の建立となります。
 除幕式典は、黒崎教育長(大山崎町教育委員会)の開会挨拶から始まり、木村常務理事(全京都建設協同組合)の挨拶の後、石碑寄贈お礼状の授与式が行なわれました。
 授与式には寄贈者を代表して近藤暢造氏(㈱近藤電業社代表取締役、建設協組もっこの会会長)が賞状を授与した。(「もっこの会」とは埋蔵文化財事業に携わる企業の集まった団体)
 その後、黒崎氏、木村氏、近藤氏、川久保専務理事(全京都建設協同組合)の四名において記念石柱の除幕式が行なわれました。
         ◇
 同石碑について黒崎氏は、「平成11年に奈良時代の高僧行基の建てた山崎院の存在が確かになってから、今日まで、その存在を示すものが無かったが、今回の石碑の建立で大山崎山荘美術館から宝積寺、山崎聖天、天王山への探索ルートの中に新たな史跡が増えました。」と述べました。(中道)