木工芸の人間国宝・村山明氏を招いた第1回丹波漆(うるし)シンポジウムが11日正午から、福知山市夜久野ふれあいプラザで開かれます。同地域で営まれている漆掻(か)きなど漆工芸の振興を目指し企画されるものです。
 村山氏は京都市立美術大学彫刻科を卒業後、日本伝統工芸展に多数入選し正会員に。イギリスのビクトリア&アルバート国立工芸博物館やベルギー王立歴史美術館に作品が収蔵されるなど国際的にも評価されています。
 当日は村山氏が午後2時から「物を思う心、木の心、命とつきあう」をテーマに基調講演。会場では、福知山市の工芸作品展示即売会(正午~)、漆塗りのフローリング材展示(午後3時5分~)、丹波漆生産組合パネル展示(午後3時15分~)なども行われます。無料。
 問い合わせ先=福知山市役所夜久野支所TEL0773・37・1103。