28日に京都市左京区の京都教育文化センターで開催された高校教育研究集会で、特設シンポジウム「格差社会と教育~教育は平等でなくてもいいの?」が行われました。約60名が参加し、地域ユニオンの若い組合員や大学生らが報告し、所得格差が教育格差に直結している現実が浮き彫りにされました。大学生からは「アルバイトで疲れ切っていて課題や実習ができない」、「一日1食、友達の所を渡り歩いている」、京商連からは「親の所得格差で子の教育格差でいったい何が平等か。憲法の『能力に応じて教育保障』というのは親のお金の能力なんでしょうか」という怒りが出されました。事務職員からはA高校では1997年授業料減免生徒が5%であったのが急速に増加して06年の今年は130名21%もの生徒が減免申請したと報告されました。(仲野良典)