年金者組合京都仁和班(川上春夫代表)は、組合員の人生に光を当て、仕事や暮らしぶりに学ぶパンフレットを作り、普及しています。
 このほど紹介しているのは、西陣織の職人として袋帯を作ってきた杉本久江さん(84)と歌舞伎役者や芸妓さんの衣装になる金襴を手がけてきた松浦久さん(83)の2人。『機織り(はたおり)唄』(28ページ)とネーミングし、仕事の誇りや働き方、暮らしぶりを語っています。
 班会で出された会員の話を身近な庶民の歴史的事実として知ってもらおうと作ったもので、2人の人生を通して、戦前、戦後の暮らしの変化、憲法で保障された権利などを合わせて紹介。平和や1人ひとりを大切にする社会のあり方についてともに考える内容となっています。
 150円。問い合わせは、TEL075・465・9875(棚橋)。