「正親新婦人九条の会」(京都市上京区)は、千人針と平和を祈る寄せ書きで平和の願いを込めた西陣織の帯地でつくるタペストリー(縦横1・6メートル)を作成することにしています。千人針は平和の願いを千人から集めようと、千人の人に一人一針ずつ結び目をほどこしてもらおうと呼びかけ中です。
 取り組みの中心は、内田あかねさん(23)。九条の願いをアピールできるものを作ろうと母親の信子さんと相談し、4月から制作。デザインは、百済観音の周りを守り神である狛犬が囲み、その下にお地蔵さんを3体配しました。百済観音、狛犬、地蔵はどれも刺繍で施したもの。千人針は、キルトで作った円いピース地1つに50人から針を刺してもらう予定で、タペストリーの両端に10枚づつ縫い付ける予定です。完成すれば、ピースウオークなどで披露したいと話しています。