20060917-05.jpg 東山高校地学部(谷口剛部長、安松貞夫顧問)は15・16の両日、同校(京都市左京区)で開かれた文化祭で、京丹後市琴引浜に漂着した軍や医療関係の廃棄物についての特別展示を行いました。
 軍関係のものでは、韓国軍のものと思われる銃弾丸の容器や、訓練用標的、米軍の信号炎弾、米海軍ブルーリッジの乗組員用マグカップ、経済的豊かさをPRし中国からの亡命を促すチラシの入った台湾製ポリ容器などを展示。
 医療廃棄物では、注射器や医薬品の容器を採取した月ごとにパネルなどで展示。昨年の夏、中国製の医療廃棄物が激増した様子などがわかるようになっていました。
 谷口部長(16)は、「6年前には先輩が韓国製の手榴弾を見つけ警察に連絡しました。一つの浜を調べるだけでも、東アジアの軍事的緊張が伝わってきます。東アジアの国々が平和に向けて努力し、穏やかで美しい日本海にして欲しい」と語っています。
 今回の調査結果は、10月にも京丹後市網野町の琴引浜鳴き砂文化館で特別展示される予定です。同文化館TEL0772・72・5511。