京都パート・非常勤ネットは14日、中京区のラボール京都で第2回総会を開き、「同一労働・同一賃金」原則の確立、労働法制改悪反対、憲法と平和、民主主義を守るなどの運動方針を確認しました。脇田滋龍谷大学教授が特別講演しました。 同ネット代表世話人の小寺美智子さんは「企業内の枠を越えて、非正規で働く仲間の組織として前進していきたい」とあいさつしました。
 討論では、契約社員を正社員として認めさせた経験や生協パート労組の店舗の子会社直接運営への移行に伴うたたかいなどが紹介されました。
 脇田氏は、講演でトヨタの下請けやキャノンなどでこの間、明らかになった「偽装請負」について「実態として労働者であるにも関わらず、個人事業主として扱い、労働者としての保護が受けられない。指揮命令をしてもうけている企業が責任を負うべき」と指摘。韓国の労働組合のナショナルセンターの「民主労総」の非正規労働者支援や産別労組のたたかいを紹介しました。