9日、宇治市の西小倉コミセンで「憲法九条を守る小倉の会(新井温雄、鶴岡浩代表)」発足のつどいを兼ねた、「憲法九条を守る音楽と講演の夕べ」が行われ、60人が参加しました。
 宇治徳州会病院総長の増田道彦氏が記念講演を行いました。増田氏は憲法9条の果たしてきた役割について、「戦後六十年間、他国民を殺していないのは憲法があったからだ」と指摘し、「日本国憲法はアジア諸国への謝罪であり、9条をなくすことは、謝罪をやめることになる」と述べました。また、憲法9条を持っている日本が、核兵器廃絶、軍備縮小、武器輸出を禁止などで、リーダーシップをとることが重要とし、「そのためには、憲法九条の理想をひろげることが大事」と訴えました。
 新婦人あゆみ班・和太鼓小組が「木遣(きやり)と海のお囃子」を披露したほか、田村祐子さんのピアノ伴奏で、北村侑樹さんが日本の歌曲やイタリアオペラのソプラノ独唱などが行われました。(宮本繁夫)