「人間らしく暮らすこと」の意味を問いかける、合唱構成「生きていくなら」が9日、伏見区の醍醐交流会館で開かれた、うたごえ地域祭典「第27回山科・醍醐・うたの広場」で披露されました。
 同作品は、生活保護の老齢加算廃止を違法として昨年、京都地裁に提訴した山科区の松島松太郎さん(80)を支援しようとうたごえの仲間が昨年作った曲「いのちのうた」に、労働時間のあり方をジャズ調で歌う「8時間ソング」、医療格差を皮肉ったコントなどで構成したもの。
 今回は、原告の松島さんが初めて合唱に参加しました。松島さんは、「歌で支援の輪を広げていただいています。今年はその支援にこたえる意味で初挑戦しました」と話していました。
 合唱構成「生きていくなら」は、次回9月24日(日)午後1時から京都市右京ふれあい文化会館で開かれる「2006年京都府民音楽会」で披露されます。