「西口克己文学碑を建てる会」は7月22日、京都市伏見区の御香宮参集殿で蜷川民主府政と日本映画界が総力をあげて製作した不朽の名作映画『祇園祭』(西口克己原作、山内鉄也監督、中村錦之助・岩下志麻・三船敏郎、渥美清、北大路欣也、美空ひばりなど出演)の上映会を行います。
 西口克己没20年の追悼そして上映されるもので、1968年の制作から約30年ぶりです。原作者の西口克己氏は京都をこよなく愛し、長く日本共産党京都市議も歴任した反骨精神と人民への愛がほとばしる作家で、自伝的『廓』をはじめ、歴史小説、地方自治や労働運動を描いた作品が今日まで多くの人々に親しまれています。京の町衆が力をあわせて、時の権力に立ち向かい祇園祭を復興した京都民衆のエネルギーをいま一度学べるチャンスです。
 上映は午後1・5時の2回。上映協力金600円。問い合わせは(佐藤和夫)TEL075・603・6369まで。(仲野良典)