写真のカワウソかビーバーのような水性動物が伏見の高瀬川で泳いでいた。陸にあがろうとしたが写真に気づいてそのまま水中へ姿をくらまし行方わからず。特別天然記念物の日本カワウソは高知県にごくわずか生息していたがもはや絶滅したともいわれている貴重な動物。日本カワウソだったら超ビッグニュースに。
 早速7日、岡崎の市動物園に行き専門家に写真を見てもらった。「これはヌートリアです。時々カワウソではないかと問い合わせがあるんですよ」と即答。
 イタチ系列のカワウソとはまったく違い「ネズミの一種で、原産地は南米で戦中に毛皮を確保するために京都でも大量に飼育され、その後野生化した」との説明。宇治川界隈に生息し、河川敷の田畑を荒らすだけでなく、堤防に横穴を掘って巣を作るため」、堤防が弱くなり決壊につながっており、駆除に困っているとのことでした。また歯はオレンジ色でネズミと同じく鋭くて噛まれると危険らしい。かわいいですが、要注意の動物。(仲野良典)