京都民婦連は、5月28日の長野・あづまや高原の「らいてうの家」のオープンに合わせ、「平和とらいてうの家を訪れるツアー」に取り組み、20人が参加しました。
 日本の女性史に確たる地位を占める「らいてう」が、老後を過ごしたいと願った高原に、地元の木をふんだんに使ってぬくもりのある家でした。 家のまわりの記念植樹には、私たちツアーも加えてもらい、これからの成長を楽しむことになりました。 
 27日には、「無言館」を訪れ、生きて絵を描き続けたいと願った青年たいの絵筆、戦争の理不尽さに怒り、涙を流しました。28日には、松代大本営跡・象山壕を見学、強制連行した朝鮮人の無念さ、愛国心の行き着く先は天皇護持…と背筋が寒くなりました。
 ささやかなツアーでしたが、明るい日差し、柔らかい新緑に包まれた信州の旅は平和への思いを強める心に残るものとなりました。(伊藤啓子)