憲法9条改悪に反対する全国の宗教者らでつくる「宗教者九条の和」が27日、カトリック河原町教会=京都市中京区=で「全国恊働の集い」を行い、仏教、キリスト教、天理教、金光教などの信者ら約200人が参加しました。講演、シンポジウム、全国各地の活動報告が行われました。
 講演した信楽峻磨・龍谷大学元学長は「教団は戦争に賛成し信者を戦場に送った過去を清算することが大事。宗教者として憲法9条を守り、戦争反対を掲げていきたい」と訴えました。
 大原光夫・浄土真宗本願寺派布教使が司会を務めたシンポジウムでは、信楽峻磨氏、松浦悟郎・カトリック大阪教区補佐司教、山本俊正・日本キリスト教協議会総幹事、渡辺順一・金光教羽曳野教会副教会長がパネリストとして参加し、「9条には平和を求める人類の願いや基本的人権の思想が実っている」(松浦氏)、「改憲をくい止め、平和を求める人びとを多数にしていく努力を」(山本氏)などと発言しました。集会後、四条大橋までパレードしました。