京都府保険医協会は18日、医療制度「改革」関連法案の衆院厚生労働委員会での強行採決にたいして、「国家百年の大計を誤らせる医療破壊法案」などとした、垣田さちこ副理事長の抗議談話を発表しました。
 談話では、わずか44時間の拙速審議での強行採決に、「医療現場の崩壊状態など二の次という医療現場と国民をばかにした政治姿勢」と与党を厳しく批判。委員会では、産科・小児科や救急医療現場の崩壊状況、格差社会拡大の下での無保険者の増加などの実態について、答弁に立った小泉首相、川崎厚労相らが現場実態を認識しない姿勢に終始したことを指摘し、「参議院では『良識の府』の名にふさわしい徹底審議を保障し、問題点が明らかになった暁には廃案を含めて、その事実を真摯に受け止めた対応をするよう強く求める」としています。