「表現の自由≒戦争はあかん」。戦前の弾圧法・治安維持法の公布(1925年)から81年目の22日、表現の自由を守り、平和を訴えるポスター約1000枚が京都の街角に張り出されました。
  「『81年目の応答』アートプロジェクト」という企画で、芸術系大学の学生や卒業生らが「表現の自由を奪う法律が存在した事実を今に伝えよう」と実行委員会をつくり準備。同日朝、応募16作品から選ばれたポスターを京都市内の商店街や企画賛同者(239人)の自宅などにいっせいに張り出しました。
 京都市北区の新大宮商店街では、街灯や商店の軒先に約60枚が張り出され、買い物客や自転車を止めてポスターに見入る人が見られました。店先にポスターを張った商店主は、「平和を訴えたいという学生らの姿勢に共感しました。お客さんにもぜひ目に止めてほしい」と話していました。