ドキュメンタリー映像作家の佐藤真氏によるパレスチナ出身の世界的知識人、エドワード・サイードのドキュメンタリー映画「エドワ-ド・サイード OUT OF PLACE」の上映会とシンポジウムが5月1日、左京区の京都造形芸術劇場「春秋座」で行われます。
 サイードは1935年、エルサレム生まれ。パレスチナ問題の論客で右傾化するアメリカの言論界で、妨害や迫害にも負けず、勇気ある発言を続けていました。03年9月に死去。
 映画では、言語学者のノーム・チョムスキーらへのインタビューを交えて故郷を離れ、国家や宗教、民族の境界線上で生きたサイードの姿を浮き彫りにします。


 上映は午後1時と6時半。シンポジウム(午後4時から)では、佐藤監督やサイード夫人も参加します。一般1500円、学生1000円。要予約。問い合わせ先は同大学TEL075・791・8240。